まだ本編じゃ影も形もないのにね。
ただしこいつはネタバレキャラのため苦手な方は見ないほうがいいかとー!
続きにてどぞ。
「ああ、やっぱりここにいた」
デュナン城、約束の石版に背を預けて。
読書に精を出していたルックは、聞きなれた声に顔を上げた。
「…何の用?」
「なによ、用がなきゃ話しかけちゃいけないって訳?
せっかくお姉様があんたに会いに来てやったってのに」
「君は妹だろ」
言い慣れた問答を繰り返す。
目の前に立った黒髪黒目の少女。
似てないとはよく言われる。
けれど正真正銘同じ親から生まれた彼女は、
「妹」という単語に顔をしかめ、不貞腐れたような表情をした。
…こいつは本当に僕より年上か。
「自分より年下に妹呼ばわりされたくないわ」
「事実だろ。生まれたのは僕のほうが先だ」
「大人気ないってよく言われない?」
「それはこっちの台詞」
小さく舌打ちをして、少女アヤキはルックの隣に腰を下ろした。
「……ちょっと、居座るつもり?」
「シュウにこき使われて疲れてんのよ。
部屋に戻るとユカがいて落ち着いて寝てらんないし」
「だからって僕のところに来ることないだろ。テッドのところに行きなよ」
「やだ。トランの英雄様が私のこと睨んでくるし。
かといってヘルの部屋にいくと出てけって怒鳴られるし。
なんで私が怒鳴られなきゃならないのよ」
「(それは理性の問題だと思う)」
内心で突っ込んで、ルックは溜息をついた。
「私のこと黙って許容してくれんのは今はテッド君とあんたくらいのもんよ。
あーあ、ササとアルピーに会いたい」
「……アルピーはともかくとしてもササライには会わないほうがいいよ。
馬鹿が感染る」
「あらあら、私の可愛い弟はおねえちゃんが取られるのが気に食わないのかしら!」
「言ってれば。第一僕が兄だろ」
「年は私のほうが上よ」
「生まれたのは僕が先だ」
当たり前の問答。
本は、閉じたままだった。
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ぱっとネタが思いつかなかったから日常風景。
ルックはツンデレというよりはツンテレだよね。つんてれ!つんてれ!
ツンとテレの比率が8:2くらいだといいな(何いってんの
アヤキ様とテッド君がほのぼのやってるのを眺めつつ
「さっさとくっついちゃえばいいのに」とか余計な気をつかって苦労してるといいと思う。
さりげなーく障害を排除してたりしてね!(ユカとかユカとかユカとか)
ユカはアヤキをテッドに取られたくないとか思ってるといい。
だから邪魔してくるルックを嫌いだともっとい(その辺にしておけ)
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紙とペンがあれば必ず何か書かないと気が済みません。
最近歌うのが楽しすぎる。いやもともとだけど。