忍者ブログ
つれづれなるままにかきつづっていこうと思いますー。 基本馬鹿話とか小ネタを中心にぼちぼち愚痴を織り交ぜつつ。 一次二次兼用につきお気をつけあそばせ! お暇な方どうぞご覧下さいませ^^
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

とにかく神の紋章V連載「ある陽だまりの下で」の下書きも原作に入るとこまではやってしまえ!とファイルを漁っていたところ。

うれしはずかし昔の設定の神の紋章が出てきたぜいえい。

懐かしすぎて読みふけってけっきょく下書きかいてません(お前)
けっこうコレはコレで面白かったんで続きにてのせときます。

ヒロインの名前:アヤキ・サクラ 4主:ラファ

山奥に一人たたずむ少年。
木と草と花しかないその世界に、たった一人。
さあ、と風が吹いて、その世界にもう一人、訪れる者があった。

そちらを見ずに、少年が問うた。
「一体何の用だよ?アヤキ」
少女はにっこり笑って、答えた。
「急かさないでよ、テッド」

  ぶらり突撃二人旅

「ま、とりあえず久しぶりー」

呑気に手をひらひら振りながらアヤキが言った。
テッドは溜息をつく。
「用件があるならケータイにしろよケータイに。
せっかくメールという素晴らしい機能がついてるんだしよ」
「ちょっとテッドにやってもらいたいことがあってね」

そしてアヤキは一枚の紙切れを取り出した。
テッドに差し出したそれには、二人の共通の知り合いの名前が
いくつも書いてある。

アヤキによって"世界"から追放された、"被害者"たちだ。

「…?これが?」
「ちょっと考えがあってね。これから各地回って
ここにある奴ら一箇所に集めようと思うんだけど、
テッドも手伝ってくれる?」

手伝ってくれる?という質問にしては、
やたら有無を言わせぬ口調なのは気のせいか。
「…どうせ断ったら紋章ぶちかますって言うんだろ?」
「エドガーさんが乗り気だから剣が飛ぶかもしれないけどね」
どちらにせよ拒否権はないではないか。
テッドはもう一度紙切れを見て、アヤキを見た。

「……で?誰から行くんだ?」

それは、群島諸国解放戦争から、50年後の話。


所変わって、草原に出たアヤキとテッド。
「それにしても、レク様はどうしたんだよ?
アルド救済した時、これからしばらくは
魔術師の塔で大人しくしてるって言ってたじゃねーか」
「ああ…実は破門されちゃってさー」
「…」
「……(反応なし?)」
「なっ……は、破門んんんんん!?」

時は3日前に遡る。

「なんでっ!?どうして破門なんですか!?
私なんかしたっけ!?」

いきなりレックナートの部屋に呼ばれたと思ったら、
ゲームや漫画で散らかされた薄暗いその部屋で、
レックナートは唐突に破門話を持ち込んできた。
まったくもって訳がわからない。
…まさか。

「一昨日の夕飯、砂糖と塩間違えたから!?」
「そうだったのですか…どうりで甘いと思ったのです…」

しまった墓穴掘った。
でもそうではないのなら一体何故だろう?
怪訝そうにレックナートを見るアヤキの視線に気付いたのか、
レックナートは舌打ちしながら人差し指を振った。

「チ、チ、チッ、愚問ですよアヤキ。
…おまいはなーにをしくさっておいてそんなことが言えるとですか!?
せっかくビバ☆美少年との愛と萌えと萌えの旅に
送り出したというのに、当の弟子が絡むのはオッサンばかり!!!
あなたはそのことを分かっているのですか!?」
"そんなに悪いのか親父キャラ…"
"あれ、今なんか目に涙が…"

頭の中でひそひそとエドガーとウォルターが囁きあっている。
オッサンの立場からすればたまったもんじゃないだろう。
アヤキはエドガーたちをフォローしてやろうと口を開いた。
「オッサンだって渋くていいですよ。頼もしいし」
「私は美少年が好きなのです!」

力説するレックナート。
アヤキは溜息をついて言った。
「ふつーに絡んでるじゃないですか。
テッドとかキリルとかヘルとかトロイとか
ハーヴェイシグルドとか…って後半は美青年か」
「少ないです。五十年経ってそれだけですか」

悪かったな。
もともとアヤキの旅の目的は人々の救済なのだから、
美少年との絡みが少なくても仕方ないではないか。
むしろこれだけ絡めて上出来だとすら思っている。

"呆れ通り越してむしろすがすがしいな"
『記憶喪失のアヤキもこんなだったと思うと恐ろしいよね。
レクに会ってなきゃアヤキもこれだったんだよ』
"レックナートさんのヤバさを知って今のアヤキになったわけだ…"

酷い言われようだ。アヤキは口元をひくつかせた。
頭の中にも目の前にも、アヤキの味方はいないのか。
と、レックナートがアヤキの鼻先に指を突きつける。

「とにかくアヤキ、あなたは私の目論見をなにもわかっていない…
出直してきなさい、それまでコ●ラのマーチはおあずけです!」
「だから私、コア●のマーチは嫌いなんだってば…」
「シャラップ!お黙りなさい!
アヤキ、私がいいというまで帰ってきてはなりませんよ。
それまであなたは破門ということにします。さあ、いきなさい!」

おーほっほっほ、というレックナートの高笑いは、
いつまでもいつまでも、続いていた。

「……と、いうわけだ」
「これ…破門っていうのか?」

説明するのも面倒なので手袋を外してテッドの手を握ると、
すぐさまその情報はテッドに流れ込んだようだ。
真の紋章の所持者に触れると記憶を共有する…
この能力は、こんな場面で役に立ったりして意外と便利だ。

テッドは呆れたような顔をした。

「本当に勝手な人だなあの人…
つーかどうやってコアラの●ーチを仕入れてるんだ」
「嫌いだっていってるのに…」
げっそりとするアヤキ。もうレックナートがどうやってお菓子を仕入れるかなんて
今更気にしたりはしない。
あの人はもはやそういうレベルを超えている。

「まあでも、キリルも探さなくちゃいけないし、丁度いいでしょ。
それに…やりたいこともあったし、ね」
「それがこの紙切れか?」

テッドが紙切れを振って尋ねると、アヤキは頷いた。

「同盟をね、作ろうと思うんだ」
「同盟?」
「そう、同盟。神の紋章と契りを結んだ者達の。
……要らぬ記憶を持ってしまった者を集めて、
ひとつ同盟を作ろうと思うの」

-------------------------------------------------------------------------------------

というわけでぜんっぜん違う話ですね!
多分これ箱舟の4時代書いてたときだぞ…まだラプの一周目も終わってないだろうとき。
一応補足しとくと、
・キリルは魔術師の塔にはおらず、謎の力が働いてどこかへと消えてしまった。
・アルド救済はラプ沿い以降
・「契り」を結ぶと、不老不死になるだけではなく記憶共有もしてしまう
・アヤキはまだコアラのマー●をもらっていない
というのが前提となってます。
確かキリルはこの設定だと三時代まで出てこないんだよね…
それとアンの設定も考えてないのでそんなのも全然出てこないし、
第一アヤキの性格がかなり違います。
うーん、でもこれはこれでいい気がする…
他にもあとでのせたいと思いますーv
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新コメント
[12/27 てった]
[11/26 こはり]
[06/07 こはり]
[03/27 こはり]
[01/24 こはり]
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
蓮葉 or 佐倉アヤキ
年齢:
34
性別:
女性
誕生日:
1991/01/15
職業:
腐女子大学生
趣味:
妄想
自己紹介:
お気楽極楽基本ポジティブ思考。
紙とペンがあれば必ず何か書かないと気が済みません。
最近歌うのが楽しすぎる。いやもともとだけど。
バーコード
ブログ内検索
カウンター
フリーエリア
忍者ブログ [PR]